髪を切った。

髪を切った。
もう半年は切ってなくて野放しだった私。

ハーレーに乗ってそうな
オールバックのおじさんのような
インディアンの酋長のような感じになってきたので
流石に切ろうかと。

パン屋さんを3年前に始めた時に
お世話になってた美容師さんに
久しぶりに切ってもらった。

彼との時間は独特で
ゆったりとした時間が流れている。

「大人になりましたね。」

椅子に座ってまだ何も話す前から
そう告げられた。

「前は。。。」

そこで言葉が濁された。
ちょっと何々?気になるやん。

「パン屋さんはどうですか?」

おかげさまで、
お客様に恵まれていること
尊敬する仲間に出会えていること
もうすぐ3周年を迎えること

そして、
同じパン屋でも
それはその人の良さがあるから
それでいいって思えるようになったこと。

分かりやすい例として
シェアキッチン仲間でも
ベーグル屋さんが3人いる。

ひとまとめにベーグル屋さんって言っても
商品のベーグルだけなく
店主のカラー、コンセプトなどで全然違う。

クリカ食堂さんのベーグルも
まる福さんのベーグルも
M’s ovenさんのベーグルも
それぞれ違ってそれでいい。

自分自身もそんな風に思えるようになった。

そんなことを話しました。

「自信がついたんですね。
3年前は不安そうでしたから。」

そっか、そうなのかも。

まだまだ未熟だし
これからどうするねん?とか
定期便続けてもらえるかなとドキドキしたり
毎回アタフタ、ドキドキしているんだけど

積み重ねてきた経験や時間は嘘つかない。

振り返った時に自信となって
足元にあるのかもしれないなと思いました。

そして、その美容師さんの所には
鏡がないので出来上がりまで様子は分からず。

任せて待つ。

まるで石から要らない所を削って
石像を切り出すようなそんな時間でした。

今回もこれからの
私が切り出された感じがしました。

さあ、なんか面白くなりそうです。

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ABOUTこの記事をかいた人

通販専門のパン屋「あやぱん工房」店主。 大手ITシステム会社に12年勤務し、パン屋として独立。 「あやぱんは幸せの味」がコンセプト。食べるみんなが”ふんわり優しく幸せな気持ち”になって、誰かにおすそ分けしたくなる、そんなパンを作ってます。 今後はパンに関わらず食全般を通じて安全や笑顔をどのようにもっと多くの人へ届けられるか模索中。