考えるパンとは?

考えるパン?そんなこと考えたことなかった!

”考えるパン”というきっかけをくれたのは
東京代々木公園の大人気パン屋さん
365日の杉窪さんの本。
この本は365日のパンがなぜ美味しいのかを書いた本です。
杉窪さんはパンを作りはじめた時に
「なんでだろう?どうしてこうなるのだろう?」
と疑問に感じたことを解消すべく
知識と理論を学んで実験して検証してきたそうです。
そして、自分がこうしたいと思う味や食感を
生み出せるようになったとのこと。
そんな考え尽くされて作られているのが365日のパンです。

一例をあげてみるだけでも非常識!

発酵は最小限に!
グルテンは必要なのか?
ベンチタイムを取らない!
製パンの教科書に載っていることとは
正反対のことを言ったりするんだけど
ちゃんと彼なりの理論がある。
視野が一気に広がるのを感じました。
自分の中にある
「なんでだろう?どうしてこうなるのだろう?」の虫が
すごい刺激を受けて暴れ始めるのを感じました。
私はまだまだ理論について伸び代いっぱいなので
これからも学びを深めて行きます。
もちろん理論だけでなく
実験して検証のサイクルを回すよ。
試しに書いてあったことをやってみたら
あやぱん的にはかなり新しい感じのものができました。
あやぱん2.0への進化の予感です。

ABOUTこの記事をかいた人

通販専門のパン屋「あやぱん工房」店主。 大手ITシステム会社に12年勤務し、パン屋として独立。 「あやぱんは幸せの味」がコンセプト。食べるみんなが”ふんわり優しく幸せな気持ち”になって、誰かにおすそ分けしたくなる、そんなパンを作ってます。 今後はパンに関わらず食全般を通じて安全や笑顔をどのようにもっと多くの人へ届けられるか模索中。